キャンセルを繰り返す生徒さんに、先生が合わせ続けなくてもいい

こんにちは。村上秀美です。
先生という仕事を無理なく続けたいハンドメイド講師さんへ
教室を続ける仕組みづくりをお伝えしています。
「キャンセルを繰り返す生徒さんがいて困っています。どうしたらいいでしょうか?」
先日、認定講師さんから相談されました。
教室をしていると、こういうことってありますよね。
「メールが届いていなかったのかな。」
「私の対応が悪かったのかな。」
相手のことを考えられる優しい先生ほど、自分の方に原因がなかったかを考えてしまうんだと思います。
でも、手続きをきちんとしない方やキャンセルを何度も繰り返す方にまで、先生が無理をして合わせる必要はありません。
わたしは、そういう方には今後レッスンを受けてもらわないと決めています。

キャンセルをすること自体が悪いのではありません
まず、キャンセルすること自体が悪いと言っているわけではありません。
急に体調が悪くなったり、どうしても外せない予定が入ったり。
それは誰にでもありますよね。
きちんと連絡をいただいたうえでのキャンセルであれば、仕方がないと思っています
わたしが問題だと思うのは、申し込んだあとに必要な手続きをせず、そのまま音沙汰がなくなってしまうこと。
あるいは、何度もキャンセルを繰り返すことです。
一度そういうことをしてしまったら、申し訳なくて、次はなかなか申し込みにくいと感じる方もいると思います。
けれど、そういう何度もキャンセルを繰り返す方たちは、こちらと同じようには感じていないのかもしれません。
どちらが正しい、間違っているという話ではなく、そもそもの感覚が大きく違うのです。
だからといって、先生が毎回その対応に悩んだり、振り回されたりする必要はないと思うのです。

一席を空けて待つことは、先生の負担になります
ハンドメイド教室は、毎回新しい生徒さんを募集するよりも、定期的に通っていただける仕組みを作っておくと、収入が安定します。
その場合、先生は生徒さんのために、毎回席を確保しておきます。
でも、その方がレッスンをお休みすると、その一席分の収入が減ってしまいます。
かといって、空いた席に新しい方を入れてしまったら、次に元の方が来られるときに席がなくなってしまいますよね。
つまり、いつ来られるかわからない方のために席を空け続けることは、教室の運営にも影響するのです。
もちろん、キャンセル料や振替制度を設けることで、ある程度の対策はできます。
でも、それ以前に、予約は先生と生徒さんとの約束でもあります。
例えば、友人とのランチの約束だったらどうでしょう。
約束するたびにキャンセルされる。
あるいは、何の連絡もなく当日その場に現れない。
そんなことが何度も続いたら、次も同じように約束しようとは思わないのではないでしょうか。
教室の予約も、それと同じだとわたしは思うんです。

「違う星の人」だと思えばいい
こういう生徒さんに、「どうしたらいいのだろう」と悩む先生は、きっと優しい方です。
「メールが届いていないのかな。」
「私の伝え方が悪かったのかな?」
と、自分の方に原因がなかったかを考えてしまう方なのだと思います。
もちろん、こちらの案内がわかりにくかったのであれば、改善する必要はあります。
でも、何度も同じことを繰り返されるのであれば、そもそも相手とは感覚が大きく違うのかもしれません。
わたしは、そんなとき「違う星の人なのかもしれない」と考えます。
わたしたちの星では青信号が「進め」でも、違う星では赤信号が「進め」なのかもしれない。
それくらい感覚が違う相手と、お互いの感覚をわかり合おうとするのは難しいですよね。
「どうして、そんなことをするんだろう」
と考え続けても、答えが出ないこともあります。
それなら、無理に相手のことを理解しようとするよりも、自分はどうしたいのかを考えた方がいいと、わたしは思っています。

自分の教室だから誰と関わるかは選んでいい
学校や地域のつながりのように、価値観が違ってもお付き合いしなければならない場面はあります。
でも、自分が主催している教室は違います。
きちんと連絡をくださる方。
約束を大切にしてくださる方。
一緒にレッスンを楽しめる方。
そんな受講生さんとの関係を大切にしていけばいいのです。
もちろん、一度キャンセルしたからといって、今後の受講をお断りするという話ではありません。
ただ、何度もキャンセルを繰り返したり、必要な手続きをしていただけなかったりするのであれば、「今後の受講はお受けしません」と決めてもいいと思います。
そのためにも、キャンセルや欠席についてのルールは、あらかじめ決めておくといいですね。
そして、何度も同じことが繰り返された場合に、どこまで対応するのかも決めておく。
そうすれば、そのたびに悩まずに済みます。
生徒さんを大切にすることは、何をされても受け入れることではありません。
自分の教室なのですから、自分も楽しく、受講生さんも心地よく過ごせる関係を大切にしていいと、わたしは思います。


