趣味の延長か、仕事か
お教室をやる
それが趣味の延長なのか、仕事なのか
その境目はどこだと思いますか?
こんにちは。ハンドメイド講師さんの発信力UPをサポート 村上秀美です。
ハンドメイドのお教室をやっている、もしくはやろうと思っている先生方は
「自分が楽しいと思ったことを多くの人に伝えたい」
という気持ちで、お教室をされていると思います。
「自分が楽しい」と感じることは、大切です。
楽しくなかったら、続けられないし、生徒さんにも伝わってしまいますから。
でも、その先に「生徒さんの幸せがあるかどうか」が、趣味と仕事の境目ではないのかな、とわたしは考えています。
ハンドメイドイベントでの販売の例でお伝えしますね。
作品を作るのが楽しくて、たくさん作品ができた。
こんなにたくさん、どうしよう・・・
そうだ!イベントに出て売ってみよう!
こんな思いで、自分が好きなように作った作品を並べたAさんは、思ったほど売れません。
でも、
使いやすいのはこの大きさで、カラーバリエーションは、3つくらいあると喜ばれるかな?
子供ちゃんがいる方には、こっちの方が便利かも。
と、作りたいものではなく、お買い上げくださる方が喜んでくれるものはなんだろうと考えて、作品(商品)を作っているBさんは、コンスタントに売れていきます。
Aさんは趣味の延長で、Bさんは仕事になっています。
自分が楽しいでだけはなく、相手が喜ぶ何かを提供できることが仕事だと、わたしは思うのです。
自分が好きなこと、得意なことで、お教室をやりたい、というのは、一歩間違えると「自分が楽しいから」「自分が満たされたいから」やるになってしまいます。
もちろん、そのご本人たちは、自分がそう思っていることに気づいてないんですけどね。
お教室をやっている人、やりたい人で、一歩を踏み出せなかったり、うまくいかなかったり、という人たちは、いろいろな矢印が自分に向いている人が多いな、と感じます。
つまり、自分を喜ばせることや自分を守ることが一番になってしまっているんです。
例えば、自分からは何もしたくないけど
いつかどこかから、レッスンをやってくださいってお声がかかったらやってもいいと思っている人や
自分でレッスンはやりたくないけど、アシスタントならやりたいという人がいます。
そういう方の多くは、自分が満たされていなくて
- 誰かから認められたい!
- 今の状況から抜け出したい!
- 先生やってる私って素敵かも!
- でも、自分で責任は取りたくない
って、心の奥の方で思ってるんですよね。
周りから、”先生” ”すごい” って言ってもらえれば、少し認められた気がするから、”先生ごっこ”はしたいんです。
でも、自分で教室はできない。
生徒さんが集まらないと、自分を否定された気がしちゃいますからね。
これは、自分が満たされてない人にとって、かなり辛く感じちゃいますよね。
「自分が楽しみたい、楽しいから」という意識が強い方は、もしかしたらご自身が満たされていないかもしれません。
そういう状態では、”誰かの幸せ”のために、何かをして差し上げるのは難しいですよね。
自分が満たされない、幸せじゃないのに、他の人の幸せなんて、思えませんものね。
だから、お教室を仕事としていきたい、と思ったら、自分がどれだけ生徒さんに喜んでいただける何かを提供できるか、を考える。
そしてそのためには、まず自分が幸せを感じること、満たされることが必要なんじゃないのかな~と思います。
自分が幸せで満たされていれば、わざわざ意識しなくても、自然と誰かのためにできることを考えて行動するようになるとわたしは思います。
そして、人からの評価で自分を評価していては、いつになっても本当に自分を満たすことはできません。
ありのままの自分を心から受け入れることが、必要なんじゃないのかな、と思います。
見たくない自分、嫌な自分も認めなくちゃいけないから難しいけどね。
別に嫌なところを治す必要もないんじゃないのかな。
嫌なところもあるけど、それもひっくるめて自分だし。
みんな、それぞれ素敵だな〜って、わたしは思っています。